【フィリピン 8日】 エイズウイルスへの新規感染で若年層が急増

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7日、フィリピン厚生省は、フィリピン国内で若年層のエイズウイルス(HIV)感染が急増する傾向が、近年あるとして警告した。HIV新規感染者は、4月の560人のうち約3割の166人が、15〜24歳の若年層であったと発表している。また、1月から4月の4ヶ月間の新規感染者では、2409人のうち650人がこの若年層であり、27%を占めている。数年前までは12%程度であったのに対し、この数字は倍増であり深刻といえる。国際復興開発銀行(IBRD)と国際開発協会(IDA)によって準備される世界銀行年次報告書(Annual Report)では、「キリスト教国では小学校や中学校における性教育の実施は大きな課題であり、HIVの感染抑止は必須」と書かれてある。この実態に対し、現在、これまで親の承諾なしには受けられなかったHIV検査を未成年が受けられるようにする上院法案 186号が提出される模様。2013年の国連合同エイズ計画の報告書では、全世界のHIV新規感染者数は210万人を記録し、うちアジア太平洋地域では35万人、そのうち子供が22000人で約6.3%であり、フィリピンの若年層の新規感染者数の高さが際立ち、早急な対策が急務とされる。

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