【フィリピン 22日】 エルニーニョ対策で、輸入米を増加

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アキノ大統領は本年より輸入米を増加するという法案が通過すると政府筋を通じて発表した。これは予測されるエルニーニョ(南方振動:太平洋における海表面温度の温暖化およびそれに由来する異常気象)で影響を受けるであろう乾期による米の収穫不足を補い、食料品物価の高騰を避ける目的だという。世界の輸入米消費国家として有数のフィリピンは、需要が減って価格が下がり気味であるアジア各国における米の輸出価格を押し上げる助けにもなるかもしれないという。
フィリピン政府は、先週前半に国産米生産の見積りを改訂し、81の州の半数以上で、生産が落込む可能性があるとして輸入米の増加を決定。輸入量やその銘柄はまだ定まってはいないが、7月には最大31万トン、または50万トンをタイやベトナムから買い入れる見込みだという。米の世界第2位(1位はインド)の輸出国であるタイは、販売計画が狂い余剰米が増加しており、国外での需要が減っているベトナムも新米が6月には準備できるだろうとしている。
フィリピンでは、昨年の超大型台風ハイヤンの通過後に米の小売価格が急騰し、過去5年で最高の価格となってインフレ現象を起こしている。経済計画のバリサカン長官は3月の段階で、「今年も米の急騰に注意を払う必要がある」と述べている。

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