【台湾 12日】 12日間で米国6都市を訪問する蔡氏

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台湾の野党である民主進歩党主席の蔡英文氏は、12日間の日程でアメリカ合衆国の6都市を訪問すると、12日に民進党が発表した。来年1月の大統領選挙で勝利すれば民進党が再び与党に所属するため、2000年から08年まで同党陳水扁が大統領であった頃の再現を想定しての訪問となる。
蔡氏の今回の訪米は、5月29日から6月9日までのもので、「民主的友好の船旅」と題されている。蔡氏はロサンゼルス、シカゴ、ワシントンDC、ニューヨーク、ヒューストンおよびサンフランシスコを訪問する予定で、訪問先では、現地の著名台湾系議員や地元の政治家、有識者および台湾系コミュニティの代表者などと会談するものとみられる。民進党によれば、蔡氏は訪問する各都市で、これまで台湾国内で展開してきたキャンペーン同様、民進党の政治理念や政策を訴えて来る模様で、7ヶ月後に控えた大統領選で民進党が勝利した場合、蔡氏が総統となってどう中国政策を取るべきか、意見を集めたいという意向も含まれている。
陳水扁政権の時代、台湾と中国の関係は緊張状態にあったが、蔡氏が総統となった場合、どんな変化があるのか、評論家からは疑いの声も上がる。蔡氏は中国との関係は現状を維持するのに基づくべきであると強調したが、しかし、「1992年合意」(与党である国民党が当面する窮地関係を現状のままで中国との関係も維持するというもの)は支持しないとしている。
当時、台湾と中国からの代表団の課題には『一つの中国』があったが、それぞれの側に『一つの中国』が何であったか独自の解釈があるという前提で、曖昧なまま1992年の香港での会談で合意に達している。民進党は、当時、政権を握っていた李登輝元総統によって支援されたこの方針には反対している。

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