【フィリピン 3日】 アキノ大統領が抗ヒ素中毒の対策に乗り出す

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アキノ大統領は、地下水に含まれるヒ素中毒により、井戸水を生活用水として利用している国民に深刻な健康被害を与えるとして対策本部を立ち上げ、行政指導も行うという。新しい行政指導は、公共事業省と高速道路建設業者が地下水中のヒ素が安全レベルであることを確実に証明しなければならないとしている。先月26日、アキノ大統領によって署名された行政指導47号は、「ヒ素リスク削減と管理に関する省庁間対策」と命名された。この行政命令は、以下の機関等、公共事業を行う各団体で主導していくように指示されている。それらの機関は、保健省、科学技術省、環境天然資源省、内務と地方政府の各省、予算と管理の部門、地方水道の管理部門、大統領コミュニケーションズ運営事務局などである。対策組織は、指導の進行を評価し、ヒ素中毒になりやすい地域社会を明確化し、安全な水へのアクセスを確保するための行動計画を作成し、影響を受ける住民に支援を提供するよう命じている。ヒ素、重金属は、有毒な化学物質であると知られる発がん性物質で、世界保健機関によれば、5年から20年のように、長期間にわたってヒ素を豊富に含む水を飲むとき、ヒ素中毒が発生するという。世界保健機関の指導では、安全なヒ素含有量は、1リットル当たり0.01ミリグラム未満である。短期的な補水では問題はないが、含有量が0.05ミリグラム程度でも、飲み続けると100人に1人程度ガンで死ぬことになるという。

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